COMPUTEX TAIPEI 2016 #00
COMPUTEX TAIPEIとは
台湾貿易センター(TAITRA)と台北市コンピューター協会(TCA)が共同開催するCOMPUTEXは、台湾の代表的な企業が毎年一堂に会する、世界最大級の“台湾発世界最新ITトレンドショー”です。今回で36回目の開催で、昨年も20カ国以上から1,600社以上が出展、160カ国から約13万人が来場しており、世界最新テクノロジーの情報収集には最適な機会です。
※ホームページより引用(http://computextaipei.jp)
当社の認識では「最先端技術ではなく、商品化された最新の技術」の展示会です。
2016年5月31日から6月3までの4日間、COMPUTEX TAIPEI 2016を視察してきました。
COMPUTEXを視察した理由。
コー・ワークスは当初、主にソフトウェア開発のみを行うシステム開発会社でした。
たくさんのお客様のソフトウェア開発を行なわせていただき、おかげさまで順調に業績やご対応できる分野を拡大してゆくことができていました。
ですが、お客様の様々なニーズに応えていくなかで、一つの大きな壁にぶつかってしまいます。
それは、「ハードウェアとの連携」という壁でした。
ソフトウェアだけでできることには限界がある。
ソフトウェアは、ハードウェアの上で動く機能です。
スマートフォンのアプリはスマートフォンというハードウェアの上で動くように、様々なソフトウェアはすべてハードウェアの上で、ハードウェアの様々な機能と連動して動きます。
例えば、今年話題となったポケモンGOは、スマートフォンのハードウェア側が取得した位置情報や傾きなど様々な情報を活用して動くようになっています。
このように、ハードウェア側にお客様のニーズに応えられる機能があらかじめ搭載されていれば、その機能を使いお客様のご要望に応じたソフトウェアを開発することができますが、搭載されていなければそれはできないのです。
ここに、ソフトウェアだけでできることの限界があります。
ないのであれば、つくればいい。
コー・ワークスでは、ソフトウェア開発のご相談を受けた場合でも市場に既にお客様の課題が解決できる商品があるのであれば、そちらを利活用することをお勧めしています。
もちろん、コー・ワークスとしてはソフトウェア開発をさせていただいたほうが短期的には利益ができるのですが、長期的にみればそうではありません。お客様の課題に対してなるべく有益である方法をご提案し解決することが、お客様との信頼関係をつくり、コー・ワークスが発展していくのに最も必要なことだと考えているからです。
ですから、ないのであれば、つくればいい。という不文律のようなものがあるのです。
そしてお客様のご要望に対応できるハードウェアがない、という現状になった時に「ハードウェアとの連携」という壁が出現しました。
自社でできなければ、他社(他者)と協力すればいい。
同じく、不文律として、上記のようなものがあります。
全てを自社でやろうという考えは元々ありません。現在でも多くの企業や、個人事業主の方と一緒に仕事をしています。
ハードウェアに関しても、壁が出現してすぐに早速協力企業を探しました。
ですがなかなかフィットする会社がありません。
そんな中、ある技術者と出会いました。それが、現在コー・ワークスのエンベデッド&メカトロニクス関連の事業部長です。
彼は、何でもつくります。「つくること」が趣味のような人です。
その「つくること」に関しての知識の広さと深さには、会った人の誰もが驚愕します。人間的にも人に好かれる人格者である彼は、会った人をことごとくファンにしていきます。
彼のファンになったコー・ワークスは、彼を口説き落とし彼のために事業部を立ち上げラボを準備しました。少しずつですが工具も揃え、人材も集めています。
今、話題となっており、今後IT関連事業でキーとなるIoTという分野はまさに彼が最も力を発揮できる分野です。
さて、前置きが長くなりました。
今回COMPUTEXを視察した理由。
それは、IT関連事業でキーとなるIoTに関連するあらゆる技術・商品・トレンドの調査と、それらを活用するための企業コネクションの獲得にありました。
実際に得た情報などを、今後紹介していきたいと思います。